平均年収は300万円以下?! 衰退化が止まらない美少女ゲーム業界の現状(1/4) | ビジネスジャーナル

 なかなか興味深い記事でありました、ここまでお金の話をぶっちゃけてくれるクリエイターもあまりいないのでね(お金の話大好き♪)。
 私の友人にも美少女ゲームメーカーにグラフィッカーとして在籍したり、京都大学経済学部出て美少女ゲームのシナリオライターやっているなんて人もいますし。
 で、その人達からも話を聞くとやっぱり羽振りのいい話はまったく出てこないんですよね。
 グラフィッカーの方は正社員として働いてるようですが、ライターの方は『フリーランス』という形態です。
 そもそもこの業界、正社員として働いてる方が稀で、製作はほとんど外注だそうです。
 原画・CG・シナリオ・音楽……etc、美少女ゲームメーカーに勤めて正社員、かつボーナスも出るなんていう人は、それこそ皆が聞いた事のあるような有名なメーカーで、かつ著名なクリエイターぐらいだそうですよ。

 と、まあ四年制大学を出て普通の商社にサラリーマンとして勤めている人にはにわかには信じがたい業界ですが、これが現実です、記事の内容も私の周りで聞く話と大体合致しています。

 ただ、この記事の内容は100%メーカー目線なんですよね(インタビュー記事なんだから当然なんですが)

 制作費の話とかペイラインの「○○本売れればいい」というお話はよく分かりました、じゃあユーザー目線で何で売れないんだって考えると高いんですよやっぱり

 もはや質云々のお話じゃなくて、フルプライスで8,800円(9,240円)ですよ?8,800円あったら何が出来るかって大抵の娯楽は出来ます。
 昔は1本1万円以上していたAVも、今やDVDになって4時間収録モノが2000円で買える時代に8,800円ですよ。

 実は私も美少女ゲームユーザーとして、社会に出た20代前半の頃は月に2,3本というペースで買っておりました、川越のソフマップには非常にお世話になったものです。
 しかし年齢を重ねるに連れ、将来の事も考えなくてはならないようになりました、結婚や子育て、家を買うための貯金や老後の生活費などです。

「今からそんな事考えてんのかよw」と笑われるかもしれませんが、安定した職に就いてない私にとってはとても大切な事です。
 そんな私に数時間マウスをクリックし続けるだけのゲームに8,800円の出費はもはやその価値を見出せなくなりました、万券1枚あれば好きな子を食事に誘って、ホテルまで入れるわけですからね(いれば)。
 今や美少女ゲームは年に1,2本買えばいい方です。

 記事の中でリアルに製作スタッフの収入なども書かれていますが、そもそも肝心のユーザーの収入が伸び悩んでいるわけです。
 伸び盛りの業界やゴールドマン・サックスに勤めて朝から夜まで働いてる人が美少女ゲームをしている姿はなかなか想像出来ません、ユーザーの主な層は時間が余っている、言いづらいですがあまり生活水準が高くない人達だと思うのです、その人達にとって8,800円という出費は高額すぎはしないでしょうか?

 美少女ゲームを『紙芝居』と揶揄する人もいますが、この価格もその揶揄される一因なのだと思います。

 もちろん最近では2000円台の低価格の美少女ゲームも続々出てきてはいますが、やはり店頭で目に付くのは無駄にデカイ箱+デカイ特典が付いたフルプライスの美少女ゲームです。

 製作環境的にこのノベル式のゲームスタイルが劇的に変化する事はまずありえないと思うので、製作物の質も当然ですが、購入層の維持(社会人ユーザーに対する価格の見直し)、購入層の拡大(若年層)、市場・流通の確保・拡大が急務なのではないでしょうか。

 記事中では「あまり目に見えた効果はなかった」とありますが、音楽フェスなどもやらなきゃどうにもならないと思うんですよね(まぁこれも行き着く所はお金の話になってしまいますが……)

 あとユーザー目線で言わせてもらえば『声優買い』する人ってけっこういるんですけど(特に18禁の場合は)イベントとかのマーケティングに声優使えないのが勿体無いなぁ……と感じますデス。 


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