先日ねたたまもめでたく7億アクセスを達成したわけですが、今となっては「キリ番ゲットーーーー!」なんて人もいなくなりましたね。

そもそもアクセスカウンターが付いている事すら知らなかった人もいるでしょうが、一昔前は個人サイトにアクセスカウンターはあって当たり前の物で、キリ番(キリのいい数字)を踏んだ人は管理人に報告するのが常識だというワケの分からない文化があったのです。

特に人気サイトのキリ番は争奪戦が起こるぐらいで、キリ番が近付くと更新ボタンを何度もクリックしたり、F5ボタンを連打する人もいました。

別にキリ番取ったからどうなるという話ではないのですが、なぜあんなに必死だったのか、そしてなぜその文化が今は消滅してしまったのかふと考えてみました。
-SNSの台頭-


そもそもなぜ「10000アクセス踏みましたー」などと報告していたのかという事です。

これは数字に意味があるわけではなく管理人と閲覧者のコミュニケーションに他ならなかったのだと思います。

昔の個人webサイトといえばgeocitiesやinfoseek、tripodやBIGLOBEなどのレンタルスペースを借りてそこにタグを手打ちしたりホームページビルダーで日記やテキストを書くといったものが主流でした。

当然書き手が一方的に発信する事になるので、見ている人がいるという事をなかなか実感できませんでした。

わざわざ『見ています』とだけメールで伝えてくる人もいませんでしたし。

そこでキリ番です。

特に用事はなくとも、気軽に『見ています、ファンです』という事を暗に伝える事ができ、管理人も『見ている人がいるんだ』という事を実感できます。

今はどこのブログでもコメント欄が普通に付いていますからそんな行為は必要ありません、言いたい事は何でも気軽に書き込めばいいのです。

もちろんTwitterやFacebookでも管理人とアクセスする事が可能になった時代です、わざわざキリ番などという意味不明な理由を無理にでっち上げなくても手軽にかつ気軽に交流を計る事が出来るのです。

そう考えると個人サイトから“掲示板”が消えていったのもそういった理由なのかと推測できます。





-アクセスカウンターの不要性-

そもそも現在ではアクセスカウンターがないwebサイトも珍しくありません。

昔ではカウンターの数字が一つのステータスとなり、そのwebサイトはどれほどのものかというある種の目安となっていました。

しかし現在は無料のアクセス解析やGoogle Analyticsもあります。

人の流れやページランクは検索すれば一目で把握できるので、ただ数字しか見れないアクセスカウンターなどもはや無用の長物なのかもしれません。

もう一つは“数字の信頼性の低下”です。

前述の通り昔のwebサイトはテキスト系やおもしろ日記系が主流でした。

もちろん他にもmidiサイトやphotoサイトもありましたが個人サイトといえば一般的にテキスト系を指す言葉でした。

現在はというと技術も発達しペンタブというものも作られ個人でイラストを書く人もいれば、2chから記事を転載して2chまとめサイトを運営する人もいます。

この二つの個人サイトの場合、アクセスカウンターの数字が等価値ではないのです。

2chまとめサイトは有名アンテナに登録されればそれだけで1day/PVが数万に達し、『大手・有名』と称されるところは1day/PVが50万~100万という数字にも達します。

しかしイラストサイトは1day/PVが1万もあれば充分有名人であり有名サイトです。

このように今まではテキストサイトを中心に一つの目安として働いていたアクセス数が、多種多様なwebサイトのせいで信頼性を失ってしまいました。

それもアクセスカウンターが消えていった一つの要因ではないかと推測します。



ふと思いついたことを書いただけなのですが、アクセスカウンターや掲示板を見なくなったのは事実。

ないという事は必要ないという事なんですが、もう13年も個人webサイトやってる身としては少し寂しいものがありますよね。

オチは特にないです。