先日の
1218888

この部分について色々質問というか感情的な意見を頂いたので解説と個人的な見解を。

ソースについてはgoogleで検索でもして見てきてください。

一目見てもらえば男性の貧困層(年収300万円以下)の増加率が尋常ではない事と女性の貧困層は大して(ずっと約6割)変化していない事がわかると思います。

で!噛み付いてきた人は「男は25%で女は60%、やっぱり女の方が貧乏じゃないか!」という事だと思うんですけど、このデータ年齢が加味されてないんですね。
そう、このデータは同条件・同年齢・同業種で比較したデータではなく既婚者や子持ちのパートやアルバイト・派遣さんも入ってるデータなんです(母数は4500万人)

それを裏付けるように年齢も加味したデータを見ると、20代前半は男性と女性の平均年収は1割ほどしか差がありません(同・民間給与実態統計調査結果)

それが40~44歳にもなるとほぼ2倍ほどの開きが出てきます。理由はもちろん「結婚・出産を理由に退職をする女性が多い(から加齢と共に女性の賃金を上げるという意識が企業にない)」のが一つと、もう一つは「家庭に入って非正規(パートや派遣)に移る女性も多くそれが平均を押し下げるから」です

女性の年収を下げているのはそういった外的要因であり、同条件で同業種の会社に入社したヤングな時には性差による賃金差はほぼない(あって1割程度)なのです。

それこそ最近では同条件ならば20代の内は女性の方が賃金が高いという報道も出ているぐらいですから。


ではなぜ男の貧乏人だけがもの凄い勢いで増えているのか。

その一因に女性が男の席を奪っているというのもそろそろ現実的に出てきてしまったのではないかと感じます。

女性本人にその気がなくても、これだけ女女女女言ってる世の中で企業側も100%冷静に正しく能力のみで人材を判断できているとはとても思えません。「似たような大学出てるなら国から手当ても出るしそういう空気だから女の方採っとくか」と。

俺より能力のある女性なんて腐るほどいるし、そんな女性が社会に出て上に立つ事に異論はありません。

しかし今現在『女性の管理職を3割以上に』(大企業のみ)なんて指針も出てきています。

これのいう所は10人の管理職がいて女性が1人なら3人以上にしろと言っているわけですから、当然2人以上の男はハジかれるわけです。

その女性が間違いなく有能な人材ならばいいですが、ただ女性というステータスを武器に上がってきて生産力・能力的には落ちたその男性二人の方が上だったんじゃね?というケースが出てこないとも限らないはずです。

そうじゃなくて男と女がいるんだから管理職も2倍に増やして6.6人以上を女にすればいいじゃんって思いません?

女増やす為に男減らしちゃ意味ねーだろって。男も増やさんかいアホンダラと。

現状そういった政府の要求は大企業までで、中小企業には「努力を求める」で済ませていますが、世の中がそういった空気になると女性は中小企業や非正規雇用なんかいきませんよね。「汚くてキツイ下町の町工場なんて行かな~い。渋谷や恵比寿のシャレたオフィスで働きた~い」となるのが当たり前です。

結果条件の悪い所を埋めるのは男というケースが出てくる事もあるでしょうし、実際もう出始めてきているのではないかと日々のニュースを見ていて感じます。



だからですね企業にはもっと安定した雇用制度を整備して欲しい、早い話がもっと正社員の枠増やしてくれって思うんです。

ではなぜそれをやらず非正規雇用が増え続けるのか。やれないのか?

そんな事はない、大企業の内部留保は350兆だの400兆だの言われてるのだからもう少し人材に投資してもいいはずです。

これは個人的な憶測ですが理由は二つ。

一つ目はビビッてるという事。

あのリーマンショックだってたかが5・6年前の事です。今だって周りを見渡してみれば中国を初めとした新興国の経済成長鈍化、いつ爆発するか分からないEU、最近では原油安でションベンチビってそうなロシア、日本だって人口減少が笑えないレヴェルですし、アメリカも低所得者向けの車のローンが吹き飛ぶ可能性があればシェールガス景気がいつ消し飛ぶかも分かりません。

リスクなんて考え出したらキリがないわけで、手元に少しでも資産を置いておきたいという意識があるのではないでしょうか。


もう一つは労働者をナメてるという事。

賃金・保険・年金・福利厚生・諸々の手当て、新卒の正社員1人雇うという事は企業からしてみたら2億円(+退職金)の買い物をするわけです。しかもそれはちょっとやそっとの不備・不具合があっても簡単に捨ててはいけないというオマケ付きです。それなら年300万円の派遣で何かあったらスパッと切って新しいの探した方が安上がりだし効率的だと思いませんか?

利益のみを追求するとしたら誰だってそうする、俺だってそうする。

20代なんて人生の中でも一番やる気と体力と外見に満ち溢れた時期じゃないですか。

そんな時期を年200万だの300万だの買い叩かれてフツーはキレますよ。プッツンいっちゃいますって。男も女も関係ない、みんなで組合等を巻き込んで「もっと安定した雇用をー」とか「正社員にしろボケナスー!」とか声を上げるべきなんです。

なのに蓋開けてみたら女は「差別だ男女平等!女性の社会進出を」とか言ってるし、男は「ま~ん(笑)」とかいつの間にか男vs女になってるわけです。

俺が経営者だったら笑いが止まらないですよねマジでwww完全にナメられてるでしょこんなん。

時間に都合の付けたい人や主婦などは非正規雇用もアリだと思いますが、極端な話社長以外全員を派遣社員にした時企業は成長できるのか?儲けを得る事は出来るのか?と考えたらそんな事はあるはずもありません。

『人は石垣。人は城』やはり企業の一番の財産は『人材』だと思うのです。

多少のリスクを背負ってでももう少し人材に投資すべきだし、今の日本の企業にはそれだけの余裕があるのではないかと感じるのですがどうでしょうか。

そしてこの問題は決して性差の問題ではなく、労働者と企業の問題だという事を意識しないといつまでも搾取される側で終わってしまうんじゃないかなあと。

若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす (中公新書ラクレ)
若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす (中公新書ラクレ)